複数のPythonバージョンの共存(Windows)

python3.3からWindows用pythonインストーラにランチャが組み込まれました。
このランチャを使用することで環境変数を変更せずに別バージョンのPythonを使い分けることができます。

配置場所

C:\Windows\py.exe

使い方

ランチャのオプションにバージョン番号を指定することで指定バージョンのpythonを起動します。
マイナーバージョンを指定しなかった場合はメジャーバージョンの中で最新のバージョンが実行されます。

インストール済みのpythonの最新バージョンが3.7.1の場合

py -3 --version

を実行すると、結果として

Python 3.7.1

と表示されます。

また、ランチャのオプションとしてバージョン番号を指定し、その後ろに実行するpythonのファイルパスを指定することでそのpythonファイルを実行することができます。
基本的には直後にオプションでバージョンを指定する以外は python.exe と同様の使い方です。

python2.7で自作のhello.pyを実行する場合

py -2.7 hello.py

ちなみに

  • py
  • pyw
  • pyc

の拡張子はランチャに関連付けられます。
エクスプローラから実行するpythonファイルのバージョンのを変更したい場合はランチャの設定を変更しましょう。

ランチャのデフォルトの実行バージョンは環境変数、またはiniファイルで変更できます。

環境変数で変更

PY_PYTHON=3

iniファイルで変更

py.ini

[defaults]
python=3.1

参考

Pythonドキュメント:Windows の Python ランチャ

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